そもそも花粉症ってどんな症状なの? 花粉症はいつまで続く? 花粉がある植物は?
冬の寒さからやっと解放されて、やっと春が来て暖かくなる時期、くしゃみや鼻水がズルズルして花粉症かなと思ったりしませんか?
こうなってしまうと、花粉症の時期が過ぎないと治らないのが苦しいですよね。
そこで、花粉がある植物や特有の症状を解説します
1、花粉症とは
花粉によって起こるアレルギーのことを指します。
花粉が鼻や目の粘膜に触れることによって、異物として認識して抗体を作ろうとして免疫過剰反応になって起こるアレルギー疾患になります
反応してしまうと、花粉を体外に出そうとして、くしゃみや鼻水、涙などの症状が出ます
2、花粉症になる原因の植物はどんなのか?
原因になる植物は50種類以上あるとされています。そこに季節の密接な関係がしてきます。そこで代表される植物の紹介をしていきます
代表の植物は・・・
・スギ花粉
・ヒノキ花粉
・ブタクサ花粉
・イネ花粉
が代表的になります
どの花粉が体が過剰反応するか、その時期によって決まってきます
植物によって時期がありますので、冬だから夏だから花粉症にならないことはないのでその点はお間違いのないようにお願いいたします
それでは行ってみましょう!
・スギ花粉
日本で最も多いのはスギ花粉と呼ばれています。
非常に軽く風に乗ってどこまでも運ばれていきます
スギの花は雄花と雌花があり、この雄花によって花粉が形成されていきます
春に一番多くの花粉が飛びますが、9月から1月でも花粉の飛ぶ量は少ないですが、飛び続けているので悩む人が多いとも言われています
なぜスギが多いかというと・・・
戦後の木材不足を解消するために多くの天然林が、生育の早いスギの木に植えられてスギの木が増加したことを挙げられます
スギ花粉の特徴
・くしゃみ
・鼻づまり
・鼻水
などの症状が出て
その他に・・・・
・目のかゆみ
・頭がボーッとする
・頭痛
・喉の痛み
があります。
・ヒノキ花粉
次に多いのはヒノキ花粉になります
ヒノキの木は雌雄同株で、1本の樹木に雄花と雌花が咲きます。花粉を作るのは雄花で、スギと同じく「風媒花(ふうばいか)」なので、花粉を風に運んでもらいます。地域によって花粉の飛散時期は若干異なりますが、通常スギよりもヒノキの方が遅く飛散しますが、近年はほぼ同時期に飛散するようになり、またその飛散量も年度や地域によって、スギよりもヒノキ花粉の飛散量が多いという逆転現象も見られます。
出典:アレジオン
・ヒノキ花粉の特徴
スギ花粉と同様な症状が起きます。
スギ花粉症にかかっている患者さんは7割がヒノキ花粉にも反応することがわかっております。
二つの花粉が重なると、症状が重くなることがあります。
そして、時期がインフルエンザの時期とも重なっているため、インフルエンザの検査をする病院も出てきます
・ブタクサ花粉
ブタクサは河川敷や荒地、道端など、あらゆるところで受精される雑草です。
このブタクサは夏から秋にかけて飛散する植物になります。
症状としては、春のスギ花粉やヒノキ花粉と同じような症状が出ます。
このブタクサは、日本で花粉症が生まれました。このブタクサで、欧米でも深刻な悩みになっており、今後50年でブタクサアレルギー患者が2倍に増えるとも予想されており、世界規模での花粉症問題が深刻化しているのが現状です。
・イネ花粉
イネと言いますと、皆さんが知っている、お米になるときの植物と感じてますが、まさしく、そのイネです。
春が終わり、ゴールデンウィークが終わる頃になると、少しずつ、気温も上がってきて、植物の成長が盛んになってきます。そのため、イネも活発になり、イネにも穂が付きます。それが花粉になって、飛散するのです。
時期は、5月から7月までとされています。
その飛散範囲は数キロなので、近くに田んぼなどがない場合は花粉症になる確率が低いです。
本州では、この時期、雨が多くなる季節でもありますので、花粉の飛散が落ち着いてきますが、逆に北海道は梅雨がないと言われており、乾燥しやすいのでイネ科花粉症になる方も多くなると言われております。
3、まとめ
花粉症にも時期があり
スギ ➡️2月から3月
ヒノキ ➡️4月から5月
イネ ➡️5月から7月
ブタクサ➡️8月から10月
になっております。
時期によって花粉は様々なので、いつ花粉症になったかを知り、あなたはどの花粉症にかかっているか知る必要があります。そこで花粉症対策を練りましょう!