2024年に紙幣の人物がまた変わる?その前に今までの貨幣の人物の変遷を見ていきましょう
2019年4月9日に政府から紙幣の人物が変わると発表されました。
5年後の2024年に変える予定としております
ついさっき変わったばかりだと思ってしまいます。
もう20年も経っているんですね
1、紙幣の人物の変換
紙幣の人物は17名の方が採用されています
出典:生活いろいろ情報サイトから
この他に、
・五銭札の楠木正成
・二円札の児島高徳
になります。
この一覧表を見ると
・改造紙幣
・改造兌換銀行券
・兌換券(だかんけん)
・政府紙幣
・日本銀行券
この4種類になります
一つ一つ紹介していきましょう
・改造紙幣とは?
大日本帝国政府が発行した紙幣なんです。つまり明治時代に流通していた紙幣でもあります
・改造兌換銀行券
この紙幣を使うことによって、金貨や銀貨を同価値で交換できる紙幣になりました。
やっと紙幣の信用が出てきたわけです
・兌換券
以前までは、物と物との物物交換でしたが、そのものが劣化や壊れる恐れがあるので、商品券の扱いで兌換券を使うことになりました。
兌換券にすることで商品の重さや大きさで不便さがなくなりました。
・政府紙幣
「通貨発行権」という権利を持つ政府が直接発行する紙幣であり、持たない場合は中央銀行が発行する銀行券を同じ法定通貨としての価値や通用力を与えた紙幣のことです
・日本銀行券
現在発行されている通貨のことです
2、人物を選ぶ基準は?
・日本国民が世界に誇れる人物
・一般的によく知られている人物
・偽造防止の面から、なるべき精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物
このような観点から選定されます
3、現在の紙幣人物
1万円札:福沢諭吉
選定基準➡️最高額面の紙幣にふさわしいこと
知名度のある明治時代以降の文化人
福沢諭吉とは・・・
1834年の大分県に生まれた方で、咸臨丸という幕府の船に通訳として乗り込んで渡米。その後幕府の翻訳人になって西欧諸国を視察して、日本に西洋文明を取り入れ、慶應義塾を設立した人物であります
そして学問のススメを作った人物でもあります
5千円札:樋口一葉
選定基準➡️女性の地位を向上させた人物
名を残した文化人だったこと
1872年の東京生まれの方で早々父と兄を亡くした後、母と妹を養うために針仕事や駄菓子屋を営んでいました。
合間で『たけくらべ』『にごりえ』などの短編小説を執筆したが、結核を患って24歳で亡くなってしまった
千円札 :野口英世
選定基準➡️世界を舞台にした細菌学者
丁寧に七三分された天然パーマの特徴的なヘアスタイル
1876年の福島県生まれで1歳の時囲炉裏に落ちて左手を大火傷する。そのきっかけで医師免許を取得して医師となり、北里柴三郎の伝染病研究所に勤務していました。
黄熱病の研究をして、原因菌を発見したが、自身も黄熱病を発症してしまい、アフリカで亡くなってしまった。
4、まとめ
今回は紙幣の人物像の変遷と今の紙幣の人物を詳しく見てきました。
次に使われる紙幣の人物をまた記事に書いていきます。
どのように変わるか楽しみです