新元号令和発表 明治・大正・昭和・平成の意味を改めて振り返る
『令和』
になりました
この元号は、日本独自ものであり、そして世界で唯一のものでもあります
そして、645年大化改新の『大化』から続くことになります
なんと令和は数えて248個目になり、1374年間途切れることなく続いてきました。
意味を少し紹介していきます
- 1、明治の由来(明治元年から明治45年)1868年〜1912年 45年
- 2、大正の由来 (大正元年から大正15年) 1912年〜1926年 15年
- 3、昭和の由来 (昭和元年から昭和64年) 1926年〜1989年 64年
- 4、平成の由来 (平成元年から平成31年) 1989年〜2019年 31年
- 5、令和の由来 (令和元年から) 2019年〜
- 6、まとめ
1、明治の由来(明治元年から明治45年)1868年〜1912年 45年
明治の由来は、中国の易経(えききょう)という書物から
『聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)ひて治む』
要約:天皇が南に向いていれば、世の中すべて良い方向にいくとなります
でもなぜ、天皇が南なのか?
「天子南面思想」という考え方があります
天子というのは国を治める天皇、皇帝、王のことを指します。
一番上の天子に向いていればなんでも良い方向にいくという、独裁政治のやり方だったのです。
そのため、京都御所は南向きに作られています
2、大正の由来 (大正元年から大正15年) 1912年〜1926年 15年
大正の由来は、こちらも中国の易経(えききょう)の書物から選定されており、
『大亭以正、天之道也(大いに亭(とほ)りて以て正しきは、天の道なり)』
から名付けており、政治を執り行う人間が民の意見を喜んで聞き入れたならば、政治は正しく行われるという意味になります。
要するに、天皇や総理大臣が国民の意見を喜んで受け入れば、良い日本になることになります。
この大正は、過去に4回も候補に上がったのですが、5回目の候補でやっと採用されました。
3、昭和の由来 (昭和元年から昭和64年) 1926年〜1989年 64年
昭和は中国の書物の『書経』というものから
『九族既睦 平章百姓 百姓昭明協和萬邦』
(九族既に睦まじくして、百姓を平章す。百姓昭明にして、萬邦を協和す)
という漢文が由来になっています
要するに、「一人一人が懸命に行動をすることによって、世界中の人々も仲良くすることができる」
想いとしては世界中の人と共存できて、繁栄を願う意味が込められています
こんな世の中が続くこともできず第2次世界大戦が起きて、バブルも起きて、
4、平成の由来 (平成元年から平成31年) 1989年〜2019年 31年
平成は中国の書物の『史記』『書記』から抜粋されたもので
『内平外成』『地平天成』
(内平らかに外に成る)(地平らかに天に成る)
意味として 内外、天地ともに達成させる という意味になります
5、令和の由来 (令和元年から) 2019年〜
令和は元号では初めて日本の書物で『万葉集』から抜粋されたものです
『于時初春令月氣淑風和梅披鏡前之粉蘭薫珮後之香』
(時に初春の令月にして、気淑(きよ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き(ひらき)、蘭は珮後(はいご)の香を薫す。
意味としては、時は初春の令(よ)い月であり空気は美しく、風は和やかで梅は鏡の前の美人が白粉で装うように花が咲き、蘭は身を飾る衣に纏う香のように薫らせる。
そして、レイが使われたのは奈良時代始めの霊亀(レイキ)以来の2回目で1300年ぶりになりました。
6、まとめ
この5つの元号を書いていく中で、一つ一つ時代の風潮にあったものを選んでくることが国の威厳があるとつくづくと感じました。
1日1日を大切にして有意義な生き方をしましょう